ひねもすのたり~ちばてつや氏の新作漫画、うれし~

皆さんご機嫌いかがですか~

金太くんは大丈夫です。

金太くんは、最近の漫画は、あまり、読みませんけど、

昔のちばてつやの作品は、良く読み返してます。

「薫り」がすき。ちばてつや作品から漂ってくる、人間を、絶対的に肯定する懐の深さが…

ジョー3

あしたのジョー以前の少年漫画は、

主人公が品行方正な、優等生的なカンジで、汚いものに蓋をしてるカンジで、

他所いきなカンジで

血が通って、生き生きした人間のようなカンジがしませんでした。

しかし、あしたのジョーの矢吹丈は、

自身が詐欺を働き、少年院行。

引き連れている子供たちは、盗みも、あたりやもする。

しかし、読んでいて、嫌なカンジがしないのは。なぜか。

人を上から判断するのではなく、

自身も同じ、目線に立って、ありのままの人間を愛しているから。

じょー4

そんな、ちばてつや氏の懐の深さが…

「こうゆう環境で育ったら、そうだよね…」

あしたのジョーは、それまで、当たり前とされていた

少年漫画のタブー、常識というものを

次々と打ち破っています。しかし、鼻息荒いテロリスト的なカンジではなく、

「僕は、こうしたい、こういう表現がしたい」

と自然にやっているところが、天才的です。

ちばてつや氏、網膜剥離を患ったので、しばらく、漫画を描くことから遠ざかっていましたが…

ちばてつや

最近、ビックコミックで「ひねもすのたり」という随筆風の4ページの連載を始めました。

やはり、素晴らしい…

なにが素晴らしいかって、いちいち挙げたらきりがない。

素晴らしい圧倒的な才を持ったかたが生み出す作品というものは、

銀河のようなもの。

沢山の星が集まって、なにか、有機的に、神秘的に絡まって存在しているような。

存在することが、とても神秘的。奇跡的。それでいて、自然で当たり前のモノのカンジ

ちばてつや氏の作品は、そんな圧倒的な素晴らしさです。

「漫画界のカールゴッチ。越すに越せないちばてつや」という格言?

まであるくらいです。

カールゴッチというのは、プロレス界の素晴らしい選手だった人です。

カールごっち

最近、江口寿史という、素晴らしい漫画家さんが、

ちばてつや氏と対談している本がありました。

江口寿史さんも、ちばてつや作品に深く傾倒した方で、

そんな、江口さんが、するどい質問で、ちばてつや氏から、あしたのジョーの面白さを

引き出している、とても面白い対談です。

皆さんもぜひ読んでみてください。

あしたのジョーは、梶原一騎氏の原作なのですけれど、

当時飛ぶ鳥を落す勢いの、梶原さんの原作を、

ちばてつや氏の独自のセンスで、こうゆう風に僕は描きたいという姿勢を貫いて、

使わなかった部分が多かったことや、

無意識的に、あしたのジョーには、

雨がふっているシーンが多いことなど、

じょー6

言われてみると、そういえばそうだな、あまり気が付かなかったけど。

というカンジの新鮮な気分が味わえました。

もし、あなたが若い読者さんで、

ちばてつや作品を知らずに育ったなら、

あしたのジョー、や、俺は鉄平、なんかを読んでみると面白いと思います。

金太くんって、嘘つかない。

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2016年1月30日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:金太ッ記

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